時短だけじゃない優位性
圧力鍋と聞くと最初に時間短縮を思い浮かべる人が多い。
それは正しいし、調理時間の短縮はガスや電気の使用量を抑える効果にもつながるため、飲食店にとって実務的なメリットがある。しかし、私たちが求めるのはその先だ。
圧力下では水の沸点が上がるため(一般に100℃を超える温度域になる)、麺のデンプンが効率よくα化し、食感の変化が起きる。これにより、同じ原材料でもモッチリとした歯ざわりへ寄せやすくなる。
さらに、加圧調理は短時間で芯まで熱が届きやすいため、茹で上がり後のダレ(のび)を遅らせやすいのも現場では大きい。テイクアウトやデリバリーの展開時にも扱いやすい麺質を目指せる。
プレッシャークックは、こうした圧力調理の利点を茹で麺機に落とし込んだ業務用機。うどん釜・そば釜の文脈でも、パスタ茹で機(パスタボイラー)の文脈でも、圧力の力で時短と品質の両立を狙う。

プレッシャークックの真実
- 圧力下では沸点が上がり、短時間で高温調理が可能。
- 高温環境はデンプンのα化を促し、食感に影響する。
- 茹で上がりの伸びにくさは、提供距離があるオペレーション(テイクアウト等)で利点になりうる。
- タイマーは10秒単位で設定可能。
- うどん・そば・パスタに使用可能。社内実験では乾麺パスタが生パスタのような食感に近づく事例を確認。
- デザインは丸みを帯びたカーブ、見やすいスイッチ配置、異素材テクスチャ(ステンレス・大理石調など)の採用が可能
プロが選ぶ4つの理由
ラインの回転を上げやすい
加圧により同等の火入れを短時間化でき、ピーク帯の滞留を抑えやすい。
再現性の確保
タイマー10秒刻みで仕上がり時間を合わせやすい。
前場にも置きやすい外観
曲面主体の筐体とテクスチャ張替えで、オープンキッチンやカウンター周りの景観に馴染む
用途の幅
うどん・そば・パスタの茹で麺機として一本化でき、メニュー構成の拡張に対応。
大きな4つの導入効果
提供スピードの短縮
高温×圧力で茹で時間の短縮 → 客席回転やテイクアウト回転の向上が狙える。
品質の安定
α化の進み方が安定し、モッチリ感やのびにくさに寄与。
エネルギー負荷の低減
加熱時間の短縮はガス・電気の使用量の抑制につながる。
店づくりへの寄与
うどん釜・そば釜・パスタボイラーの機能性に、意匠性を加え、ブランド体験を強化できる
Pressure Cook(プレッシャークック)――
圧力×高温。時短だけで終わらない茹で麺機。
うどん・そば・パスタを、業務用ラインでモッチリと、のびにくく。