ピザ厨房の生産性を飛躍させる、生地を「尊重する」マシン
ピッツェリアやベーカリー、レストランの厨房において、生地の成形は、最終的な製品のクオリティを決めると同時に、もっとも手間とスキルを要する工程です。
特にピザ厨房では、デリケートなピザ生地を均一な厚さ・理想的な円形に、素早く伸ばすことが求められますが、このプロセスは属人化しやすく、人手不足や品質のバラつきといった経営課題に直結します。
こうしたプロの現場が抱える課題に対し、フードトータルデザインが提示するひとつの答えが、業務用ローリングマシン「DSA 310T.GO」です。
「作業時間を節約し、専門オペレーターを必要としないこと」をコンセプトに、誰でも簡単に・生地の個性を損なわずに成形できるよう設計されています。
生地の特性を保持する「コールド・ローリング」
業務用ローリングマシンを選ぶ際、もっとも気になるのは「機械が生地にどんな影響を与えるのか」という点です。
プレス時の摩擦熱や過度な圧力によって生地温度が上がると、酵母の働きやグルテン構造が変化し、焼き上がりの香り・食感・ボリュームに悪影響を及ぼすことがあります。
ローリングマシンは、この問題に正面から向き合い「生地を加熱せず、その特性を変えないこと」。
コールド・ローリング(冷間圧延)の考え方に基づき、不要なストレスを与えずに素早く生地を伸ばせるよう、ローラー形状や回転速度が設計されています。
その結果、手ごねや手伸ばしに近い「ガスの含み方・弾力」を維持したまま、短時間で成形を終えられるという、効率とクオリティの両立が可能になります。
ピザ生地だけでなく、パンやパイ、ケーキ用の生地など、デリケートな生地にも対応できる汎用性を備えている点も、ローリングマシンとして大きな魅力です。

熟練不要の操作性で、誰でも即戦力に
操作は驚くほどシンプルです。
80〜210gの生地玉を投入し、希望する厚さを設定するだけで、直径約14〜30cmの均一な円形生地が次々に成形されます。
本機は
- ローラー間の厚さ調整(0〜5mm)が可能
- デジタルパネルで作動時間を10〜35秒の間で設定できる
といった機能を備えています。
設定した時間が経過すると自動で停止するため、オペレーターの「付きっきり時間」を短縮し、機械の無駄な空転を防ぎ、省エネ&機械摩耗の軽減にもつながります。
本体にはセンサーによる自動スタート機能があり、生地を投入スロットに入れるだけでローリングが始まります。
専門オペレーターを前提としない設計は、人材確保が難しい現代のピザ厨房・ベーカリー厨房に対する、非常に現実的なソリューションと言えます。
生地のばしに張り付いていた熟練スタッフを、ソースの仕込み、トッピング、窯の管理などより付加価値の高い作業へシフトさせられることも、大きなメリットです。
「円形」へのこだわり
ローリングマシンは、単に生地を薄くするだけの機械ではありません。
ピザに最適な「美しい円形」を効率的につくるための工夫が、メカ構造に組み込まれています。
ポイントは、わずかに傾斜したアッパーローラーと生地を中央に導くスリングバー。この組み合わせが、生地を無理なくガイドしながらローリングし、自然で均一な円形へと整えていきます。
そのため、ローリング後に手作業で形を整える工程を最小限に抑えることができ、トータルの作業時間短縮にも貢献します。
プロの現場に応える安全性と「ギア駆動」の耐久性
本体は約28kgと、カウンタートップに設置できるコンパクトさ(幅47.5 × 奥行37.5 × 高さ66cm)ながら、業務用としての剛性をしっかりと確保しています。
駆動系には、一般的なベルト駆動ではなくギアトランスミッションシステムを採用。
ギア駆動は動力伝達効率が高いく、経年による伸びがなく、トルクが安定しやすいといった特長があり、長期間の安定稼働が求められる業務用機器との相性が非常に良い方式です。
安全面では、ローラー部を覆う透明プレキシガラス製の保護カバーを装備。
手や異物の巻き込みを防ぎ、それでいて生地の様子はしっかり目視できるという、安全性と作業性の両立が図られています。
プロが選ぶ4つの理由
- 生地を“冷やしたまま”伸ばせる設計思想で、手伸ばしに近いクオリティを維持できる
- 80〜210g・14〜30cm対応で、ピッツェリアからベーカリー・レストランまで幅広いメニューに使い回せる
- 0〜5mmの厚さ調整+時間設定(10〜35秒)+自動停止で、レシピを“数値化”して共有しやすい
- ギア駆動+安全カバーという、業務用としての信頼性と安全性

大きな3つの導入効果
熟練の技を不要にし、オペレーションを標準化
これまで経験豊富な職人の勘や技術に頼っていた「生地のばし」を機械化することで、誰でも同じクオリティで作業が可能になります。特定のスタッフに依存しないため、省人化と業務の安定化を同時に実現します。
提供スピード向上による、回転率と売上の最大化
生地成形の時間を大幅に短縮することで、ボトルネックとなりがちな「焼成待ち」を解消します。窯の稼働率を高め、お客様への提供スピードを上げることで、ピークタイムの座席回転率の向上が見込めます。
「誰でも均一品質」を実現し、採用・教育コストを抑制
技術習得にかかる時間を劇的に短縮できるため、新人スタッフでも即戦力化が可能です。「人が変わると味が変わる」リスクを排除し、スタッフの入れ替わりに伴う教育コストや採用リスクを最小限に抑えます。
多業態・多メニューに対応する高い投資対効果
ピザ生地だけでなく、ナンやトルティーヤ、フォカッチャなど、多様なメニュー形成に対応可能です。1台で複数の業態や幅広いメニュー展開をカバーできるため、長期的に見て無駄のない設備投資として機能します。
ローリングマシン――
「誰でも」「素早く」「高品質に」生地を成形できるこの一台は、生産量の拡大、人件費の最適化、そして“いつ食べても同じおいしさ”の実現に向けて、あらゆるピザ厨房・業務用現場に導入を検討する価値のあるローリングマシンだと言えるでしょう。